恥の多い人生の只中 仄暗い道を往く

自分を見つめると死にそうになるが、逸らし続けても死にそうな気配がしたので

アトモキセチンカプセル(ストラテラ後発品)その後

さて、ストラテラジェネリック医薬品であるアトモキセチンカプセル(おぼえられない)を飲み始めてそろそろ3ヶ月が経とうかというところですが

…効果がよくわからない。
というのが正直なところかもしれない。と思っていた。

が、飲み忘れて気がついた。多分、衝動性が若干抑えられている気がする。
生理前のようなイラつきが起こりにくい。
その分頭がぼんやりというか、鈍くなった感覚はあるけど。

あとは、それに関連するのか文章が以前のように書けなくなってしまった。
頭が静かになるという感覚がそれなのかもしれないが、これには少しこまった。
というのも、以前はなにかひとつ刺激があると、石を投げ込まれた池のように底にたまってた有象無象がわーわー舞い上がって主張してたのにそれがなくなってしまった。
有象無象の中から使えそうなもの、やらなくてはいけないこと、やろうと思っていたことを捕まえて文章を書いたりタスクをこなしたりしていたのだけど、きれいな池ではそれができないのよね…

というような状況で、月1になった診察に向かう。
診察の前にADHDチェックリストみたいな紙(朝起きれないとか、そういう日常生活での行動評価みたいなもの)への記入をした。
診察で言われたのは、かなり鬱状態がよくなっているということ。
初診の際にまったく同じものに回答していたらしい。
確かにあの頃は毎日風呂にも入れず朝も起きれず頻繁に忘れ物をし眠りも浅くまったくひどい状態だった。
それに比べたら今は段違いである。
で、薬を飲み始めて気づいた、先述のちょっとした困りごとを以下のように聞いてみた。

  • 今までは、とりあえず手を付けて後からなんとなく形にするという方法でなんとかこなしてきたと思うのだけどその方法論が通用しない感じがある。
  • これはわりと一大事で、今まで用事を忘れる等あまりなかったのに、薬を飲み始めてからそれ系のうっかりが増えた。
  • ということは、脳みその多動はわたしにとっては多分プラスだったのだ。きちんとこれをやろうと思わないといけないというのは不便である。
  • なんとか衝動性のみを抑えることはできないだろうか…

主治医が言うには、薬を飲んでいることも鬱の回復に役立っているとのこと。
で、トータルで見ると、薬を飲んでいる状態と飲まない状態とでは、今は飲んでいる状態の方がよいのではないか、という感じの回答だった。
ので、当面は思いついたり用事が発生したその場その場で、メモなりスケジュール登録なりをするというので乗り切りたいと思う。

あ、あと、今回から自立支援医療(精神通院医療)の適用になったため医療費自己負担が!劇的に減った!
これは本当に助かる。
これから少子高齢化が進んでも今の福祉水準を維持できるかが比較的軽度の発達障害者としては不安なところである。